シュークリーム


シュークリーム 180

パン屋ですが、こっそりシュークリームもあります。パン同様、山口県産の牛乳、卵を使用したカスタードクリームシューです。

日本ではシュークリームと呼びますが、本場フランスでは「シュー・ア・ラ・クレーム」と呼ばれます。「シュー」はフランス語で「キャベツ」の意味。かたちが似ていたことから、このように名付けられたといわれています。「クレーム」はフランス語でクリームを指します。

日本にシュークリームを伝えたのは、サミュエル・ピエールというフランス人と言われています。彼は幕末から横浜の外国人居留地で洋菓子店を営んでいました。当時の横浜は時代の最先端をいく場所で、さまざまな人が新しい時代のお菓子のヒントを求めて訪れました。ピエールのもとでフランス菓子の修行を積み、独立して洋菓子店を開業する人もいました。

明治の終わりになると、洋菓子は一般家庭にも広まるようになりました。明治37年に村井弦斎が書いた『食道楽』には随所にシュークリームが登場するそうです。冷蔵設備が発達した昭和になると気軽に食べられるようになりましたとさ。

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