長崎びわ 580
その昔長崎の街には世界各地から様々なものが持ち込まれました。ある時、代官屋敷で働いていた三浦シオという女性が、唐(現在の中国)から持ち込まれたびわの種をもらいました。彼女は茂木の自宅の庭にそっと種を蒔き、大切に育てました。そのびわこそがのちの「茂木びわ」となっていくのです。長崎びわのふるさと、長崎市茂木町には今もびわの原木が残っています。
実は長崎県は日本一のびわ産地です。手間暇かけて愛情たっぷり、海からの風に包まれ、降りそそぐ太陽の恵みをその果実にたっぷりと詰め込んだ「長崎びわ」。初夏の訪れとともに、甘くてジューシーな味わい。長崎県を代表する特産品。それが「長崎びわ」です。