パン屋には厳しい夏です。焼き立ては夏にはあまり食べない。夏は食欲が落ちて、パンはちょっと重いかもと思う人も、なかにはいることかと思います。そして、暑い夏にせっせとパンを焼いているパン屋自身も、夏場は非常に苦労しております。
その理由は、やはりパンづくりの大敵となる「夏の暑さと湿度」。生地の温度が上がりすぎると発酵しすぎてしまったり、水分が多すぎると生地がベタベタして扱いにくかったりと、パン生地は中々駄々っ子。温度や湿度をきちんと管理しないと、うまくパンが作れなくなってしまいます。
また、パン屋だけではありませんがオーブン(パンを焼く窯です)付近は暑いので、水分補給してもきりがないと熱中症対策。エアコンや冷蔵庫がきまって夏に壊れるなどと飲食店あるあるネタも。
そんな中でも、お客様に喜んでもらえるようなパンを衛生管理第一に毎日たくましく焼いてお待ちしています。