秋芳梨


秋芳梨 500

秋芳梨は山口県美祢市秋芳町で生産されている二十世紀梨です。その特色は甘味と酸味のバランスの良さ、みずみずしくてシャリシャリとした食感。大玉の梨づくりを基本としています。

当地の梨園の多くが日本一のカルスト台地、秋吉台石灰岩地帯の山麓や平野(ポリエ)にあるため、長い年月によって風化・浸食された石灰分が流入し、排水の良い土壌となっています。土壌の中には秋吉台草原の草などを堆肥とした肥沃な有機物も豊富に含まれています。さらに昼夜の気温格差の大きいことも梨の生育に適しています。

各生産者の努力と栽培技術へのこだわりです。剪定(せんてい=枝切り)や誘引(ゆういん=ひもを使用して枝を方向づける)作業、大玉の梨をつくるため1本の枝にならせる実の数は制限したり並々ならぬ管理をされています。

二十世紀梨というすばらしい名前は19世紀末に千葉県で発見された品種で1898年(明治31年)、来世紀には梨の品種の主流を占めるだろうということで「二十世紀梨」と命名されたそうです。6年後に山口県秋芳に二十世紀梨の苗木が導入され,栽培が始められました。このころ植えられた100歳を越える樹が,今もたわわに梨を実らせているそうです。

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