ビスコッティ １５０（１本）
イタリアトスカーナではレストランのデザートメニューでも「ビスコッティ」が載っているそうです。そしてそこには必ずセットになる飲み物が併記されているのです。
その飲み物は「ヴィンサント（＝聖なるワイン）」という名の甘口ワイン。常に「ビスコッティとヴィンサント」という書き方がされていて、「食事は食べ終わったかい？、まぁゆっくりしていきなよ」という雰囲気で食後酒とサーブしてくれるそうです。
これは食後の会話の潤滑油のようなポジションのお菓子なのです。食事時間の会話を大切にするイタリア食文化において、度数の高くない甘口のワインをちびちびやりながらビスコッティも合間につまむというのは非常に「ちょうどいい」アイテムだそうです。
日本ではこの甘口ワインに準ずる飲み物の一般的な習慣がないので、コーヒーやカプチーノ、紅茶、ホットミルクなどがそれに代わってあります。他にもウイスキーなどの蒸留酒だったり、少し甘いニュアンスのある赤ワインとも相性は抜群。是非それぞれのスタイルでどうぞ。