ついでにオリーブオイルネタです。
日本ではエクストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの
2種類が販売されていますが、その違いを。
エクストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの違いは、その製法にあります。
エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実をしぼっただけのオイル、
オリーブの実に含まれる天然成分が、香りや味わいとなっています。
エクストラバージンと名乗ってよいのは、オリーブの実をしぼっただけのオイルの中でも
香りや成分の基準を満たした一部とされています。
しぼっただけのオイルは、世界基準では、品質が良い順に
「エクストラバージンオリーブオイル」、「バージンオリーブオイル」、「オリーブオイルランパンテ」と分けられます。
ピュアオリーブオイルは、そのしぼっただけのオイルを精製し、
香りや味のない「油」の状態にしたものと、エクストラバージンオリーブオイル
もしくはバージンオリーブオイルをブレンドして出来上がります。
ブレンドの比率に決まりはないので、ほぼ無味無臭のものもあれば、
オリーブオイルらしさを感じるものもあります。
精製した油は、香りや味わいは取り除かれていますが、
油としての成分(オレイン酸などの脂肪酸)は変わりません。
ピュアオリーブオイルという呼び名は日本国内だけのもので、
正式には、「オリーブオイル」という名前に分類されます。
エクストラバージンオイルは生使い用、ピュアオリーブオイルは加熱用と大雑把には分けてますが、
エクストラバージンオリーブオイルで加熱しても香りや風味が、炒めものや揚げものにアクセントを加えてくれます。
ただ、加熱しない状態での、香りや辛み、苦みといった味わいは、加熱によって弱まりますので、
それを最大限に活かすということではもったいない、と感じてしまうことから、生使い用とされたりします。
ピュアオリーブオイルについては、香りや風味が少ないので、香りづけにかけるというような使い方よりは、
普通のサラダ油のような感覚で使用できます。
加熱用はもちろんですが、生使いでも、他の調味料を活かすような味わいのドレッシングのベースに使うときなどは、
こちらがおすすめです。
加熱調理では、卵料理(オムレツ、卵焼きなど)は特に、調味料の味や香りの影響が強く出るので、クセなくあっさり仕上げたいときに。