カフェオレボウルの本場はフランスです。フランスではカフェオレボウルのことを「bol(ボル)」と呼んでいるそうです。日本ではbolをボウルと言い換え、カフェオレを飲むための器なのでカフェオレボウルと呼ぶようになりました。
フランスでは朝食時にカフェオレをカフェオレボウルに入れ、パンを浸して食べるために使われます。フランスではもともと寒さをしのぐために、朝食時のパンをスープに浸して食べている習慣がありました。それが1800年代に入るとフランスの一般家庭にもコーヒーが浸透し、スープの代わりにコーヒーにパンを浸して食べるようになったといわれています。
やがてコーヒーに温かいミルクをくわえるようになり、カフェオレにパンを浸して朝食をとる人が増えたそうです。パンにカフェオレを浸しやすくするために、カフェオレボウルの口径は大きくなっています。家庭でのやり方ですので、カフェなどでは見かけることは演出としてしている所以外はないそうです。