カフェラテとは、エスプレッソコーヒーにミルクを加えたもので、語源はイタリア語をもとにする造語の「Caffe Latte(カフェ・ラッテ)」です。カフェはコーヒー、ラッテがミルクを指しています。
よくカフェなどで目にする「ラテアート」も、このカフェラテ。エスプレッソとは専用のマシーンで圧力をかけ、短時間で抽出された濃厚なコーヒーでイタリアではよく親しまれている飲み物です。
このエスプレッソに、空気を含ませながら温めた『スチームミルク』を注いで作るのが「カフェラテ」です。美味しいエスプレッソを抽出したり、つやのある美しいスチームミルクを作ることも、バリスタの技術が問われ、バリスタの技術の結晶とも言えます。
エスプレッソは、通常深煎りの豆を使用することが多く、濃厚で苦いという印象を感じやすいかもしれません。『クレマ』と呼ばれるエスプレッソの表面にできるムース状の細かい泡の層があることで、ドリップコーヒーでは味わえない、クリーミーでコクのある味わいを楽しむことが出来ます。
スチームミルクの温度も重要です。ミルクの甘さを一番感じやすいとされる55度~65度(牛乳の種類によっても変わります)にミルクの温度をコントロールします。砂糖が入っていないのに甘さを感じることがあるのはこのせいです。