パン屋の形式用語
パン屋の形式でも色々な呼び名があります。
〈スクラッチベーカリー〉
店舗に併設された工房で粉から生地を仕込み、
パンの製造・販売をおこなっている形態をスクラッチ、
このような形式をとるベーカリーをスクラッチベーカリーといいます。
〈フルスクラッチ(オールスクラッチ)ベーカリー〉
スクラッチのなかでも、生地の仕込みから製造・販売のみならず、
粉の選定から独自におこなうことをフルスクラッチ、またはオールスクラッチといいます。
粉から選ぶことで最初は時間と手間はかかりますが、店のこだわりがでます。
〈ベイクオフ〉
一つの工場でまとめて仕込み、各店舗に運ぶ形態をベイクオフといいます。
ベイクオフは、生地の仕込みまでは完了した状態で冷凍保存をしています。
冷凍保存された生地は店舗へと運ばれると、その生地を解凍し、
店舗それぞれが好きなパンへと成形し発酵させて使用するのです。
〈QBD〉
QBDもベイクオフと同じく、一つの工場で生地をまとめて仕込み、各店舗へと運びます。
ベイクオフと違う部分は、QBDの場合仕込んだ生地を成形し、発酵まで完了させて冷凍するということです。
これは特別な製法が用いられ特許がとられています。
〈ブラウンサーブ〉
ブラウンサーブとは、工場で製造したパンを約8割焼成した状態で出荷し、残りの2割の焼成を仕入れた店で行い、
販売するという方法です。あまりパンの製造に時間をとることができない
カフェやイタリアンレストランなどで使われている方法です。
当店はこの中ではフルスクラッチベーカリーにあたります。
どの製法も優れている所があり、各店の特色を比べてみて下さい。
本年もお客様に支えられお店を営業出来ました事、本当にありがとうございます。
新年も美味しく喜んで頂けるパンをお届けし、気持ちのよいお店づくりをしていきますので
何卒よろしくお願い致します。皆様、良いお年をお迎え下さいませ。
Café & Bakery Campana スタッフ一同