イタリアの代表パンのひとつフォカッチャ(平たいパン)が料理史に登場するのは早く、その歴史は古代ローマ時代まで遡ります。挽いた穀物と水を混ぜて焼いたものがフォカッチャの始まりとされていて、ピザの原型がフォカッチャだという説もあります。
フォカッチャは料理のお供としてそのまま食べるのも美味しいですが、王道としてはオリーブオイルを染み込ませたり、ローズマリーやオリーブ、ドライトマトと合わせて食べるのがおすすめ。元がシンプルなパンなのでアレンジもしやすいです。サンドイッチとして肉類や野菜を挟んだり、上にトマトやチーズをトッピングすれば、お手軽なピザとしても楽しめます。
古代ローマ時代から伝わる伝統的なパンの一種。素朴な味ですが、だからこそ小麦の甘さが感じられるのがフォカッチャの魅力です。