日本は色々な喫茶(カフェ)文化が共存している国かもしれません。コーヒーにこだわるカフェに、アフターヌーンティ、日本茶の専門店から紅茶、中国茶、台湾茶などなど。普段の生活では馴染みの薄い茶道も、千利休以前からの歴史を脈々と現代に伝えています。
今でこそ日本茶は普通の存在ですが、かつての茶の尊重のされ方は想像を超えていたそうです。江戸時代や明治初期に来日した外国人たちも茶道具の値段の高さに驚いたとか。また、御茶壺道中といって宇治から江戸に新茶が運ばれる際には大名も駕篭から降りなければならず、街道沿いに住む人たちは街道の掃除を命じられていたそうです。